箱根町立箱根の森小学校

　一昨日の学校日記で「教師の授業力向上」のことを書きましたが、私たちは校内研究以外にも授業力を高める研修を行っています。先週の木曜日に本校で「授業エキスパート養成研修」が行われ、１年担任のＫ藤先生が算数の研究授業を行いました。この研修は足柄下郡独自に実施しているもので、授業を中心とした指導力を向上させるための研修です。受講対象者は教職経験７年の先生です。この研修を受講した先生は「授業エキスパート」として、今後は後輩の先生方を逆に指導する立場になります。
　この日の授業は、箱根町のＮ村指導主事さん、真鶴町と湯河原町の指導主事さんがＫ藤先生の指導に来られました。本来であれば同じ受講者同士が授業を見合って協議するのですが、ペアを組んでいた他校の先生が体調を崩されて不参加であったため、Ｋ藤先生一人に下郡の指導主事さん方という非常に贅沢な研修の時間となりました。

　授業は「たしざん」で、「８＋４」の４を分解して計算する方法についての学習でした。子供たちはブロックを並べたり、さくらんぼ計算を使ったりしながら、前時（９＋４の計算の仕方）で学習した「10のかたまりをつくるひみつわざ」が使えるかどうかを確かめていきました。そして、たくさんの先生が見ていてみんなとても緊張していましたが、友達に考えを説明しようと一生懸命頑張っていました。

　このような研修会は、校内研究とはまた違う、授業者のニーズ(課題)に合った授業改善のヒントを得られる貴重な機会です。指導主事の先生方から具体的な助言をいただき、Ｋ藤先生も授業改善に向けて、より気持ちが高まったようでした。「授業エキスパート」を目指して頑張ってほしいと思います。