カテゴリ:各学年の様子
ティーボールを楽しむ(6年生)

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 先週、6年生が運動場で体育をしていたので校長室の窓から眺めていました。「運動会に向けていよいよ始動か」と思いきや、取り組んでいたのはティーボールでした。学校の体育では、ベースボール型の学習でティーボールが位置づけられています。指導していた担任のK先生は強豪野球部の出身で、高校野球好きの私とよく野球の話をします。私は6年担任をしていたときによくソフトボールの指導に熱を入れていたので、K先生に「止まっているボールを打つような競技は、指導していて物足りないんじゃないの?」と聞いてみたところ、「いえ、それが楽しいんです。」という答えが返ってきました。「女子の〇〇さんが意外によく打つんですよ。」「野球をやっている〇〇くんは…」などと、子供たちの様子を楽しそうに教えてくれました。

 K先生は今回の学習を通して、「打つことって楽しい!」「作戦を立てて守り、アウトにできたら楽しい!」など、ティーボールの楽しさを実感してほしいなという思いがあったようで、「打つ」「投げる」「捕る」「走る」など、様々な動作を子供たちが行えるようなルールをつくり工夫していました。子供たちは初め、打つことや捕ること、投げることがうまくいかない場面もあったようですが、回数を重ねるうちにどんどん上達していったそうです。6年生の学級便りを読むと、「ボールにバットが当たらなかったときに、〇〇さんにボールを見ながら打つといいよとアドバイスをもらったから打てた。」などと子供たちがお互いに教え合いながら上達していったことがよく分かりました。

 学級便りには、なぜか最近の野球人口の減少について寂しく感じているK先生の心境もつづられていましたが、子供たちはティーボールを通して野球に対する関心が高まったのでしょうか。それが気になります。6年生はいよいよ今週から運動会に向けて始動するようですので、ティーボールで培ったチームワークでいい運動会をつくりあげてくださいね。

公開日:2021年09月13日 08:00:00
更新日:2021年09月13日 12:09:40