カテゴリ:K's Room
力作がいっぱい~夏休みの作品

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 授業中の子供たちの様子を見て回っていると、各教室の廊下に展示されている子供たちの作品に目がいきます。どれも、夏休みに子供たちがチャレンジした作品で、コンクールに出品された作品は、担任の先生がカラーコピーをしたものや写真に撮ったものがかわりに掲示されています。書道、ポスター、絵画、読書感想画、読書感想文、アイデア貯金箱、理科の研究など、とても力のこもった作品がたくさんあって、つい足を止めてしまいます。

 多くの人は大人になって、「小学生の時にどんな作品に取り組んだか」をあまり覚えていないと思いますが、私は結構夏休みに取り組んだ研究や絵画、読書感想文のために読んだ本などを覚えています。中でもよく覚えているのが、2年生の時に描いた写生画です。私は電車が好きだったので、小田急線の駅に行って電車を描きました。
 その時の担任の先生は20代の若い女性の先生でしたが、出品前に時間をとって作品の最後の仕上げや修正を指導してくれる先生でした。そして、その時間に事件が起きました。私がほぼ完成したタイミングで、隣の席の子が水入れの水をこぼし、私の作品が水浸しになってしまったのです。何とか乾かして提出したのですが、その日の放課後、先生は私を学校によんで、「もう一枚絵を描きなおそう」と、絵の完成まで付き添ってくれました。結果、その時の絵が何かのコンクールで賞に入りました。もちろん先生が手を入れたということはなかったのですが、アドバイスをもらいながら一生懸命短時間で仕上げたのを覚えています。友達からは「先生に手伝ってもらったから賞がとれた」など、いろいろ嫌味を言われましたが、絵で賞をとれたことで図工に自信がもて、この後ずっと得意教科になりました。教師になり子供の絵や夏休みの作品、特に写生画を見るたびにこのことが思い出されます。

 子供たちも長かった夏休み、いろいろな思いをもって作品に取り組んだことでしょう。目標をもってコンクールにチャレンジした子も多いと思います。コンクールとは関係なく、毎日こつこつと学習や研究を積み重ねたという子もたくさんいます。どちらであるにしろ、子供たちの作品の一つ一つには、子供たちの思いがつまっていますし、授業で仕上げた作品以上に個性にあふれています。本当に力作ぞろいです。私は小学校の時の作品が引っ越しの時にどこかへいってしまいましたが、子供たちには夏休みの思い出として、「ずっと大事に残しておいてほしいな」と思っています。

公開日:2021年09月10日 09:00:00
更新日:2021年09月10日 11:57:21