カテゴリ:各学年の様子
およげないりすさん(2年生)

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 昨日の2校時、2年生の道徳の授業を参観にいきました。以前も書きましたが、担任のSY先生は今年度の道徳教育推進教師です。4月7日の学校日記で紹介した「もりとく通信」の発行は、今週すでに17号となりました。自分の授業の公開のみならず、各担任の道徳授業の参観、協議などをもとに授業の様子や成果と課題などを毎回まとめてくれています。

 本時の内容は「信頼・友情」です。「およげないりすさん」という読み物教材を通して、子供たちに友達と仲良く助け合うことの大切さについて気付かせていきました。かめ、あひる、白鳥が池の島へ行こうとした時、りすが「一緒に連れていってほしい。」と言いますが、3匹は「りすさんは泳げないからだめ。」と断ってしまいます。その後3匹だけで島で遊ぶが楽しくなかったので、3匹はりすに謝り、今度はりすをかめの背中に乗せて、みんなで島に向かうという話でした。
 授業では、島で遊んでいる3匹の気持ちを想像したり、4匹で島に向かう場面を役割演技したりして、友達と仲良く助け合うことのよさを考えていました。また、子供たちはペアになって考えた台詞を言い合ったり、授業を通して感じたことを書いて読み合ったりしながら、これから自分がどうしていきたいかも考えていきました。人数は少ないですが、活発に発言し関わり合う様子が見られ、頼もしく感じました。
 先生の板書もとても計画的・構造的で、子供たちは先生の板書で自分たちの思考の流れを確認しながら、伸び伸びと学習を進めていました。役割演技を自然にできるようになった様子を見て、子供たちが様々な学び方を習得していることもよく分かりました。今回の授業の様子がどのように通信で発信されるのか、楽しみになりました。また、この日の授業では、先生が蒔いた種が少しずつ芽を出し始めているのを感じましたが、おそらくどの学級も同じようなことが起きているのだと思います。学校ではこれから通知表の作成にとりかかりますが、そこには1学期にいろいろな芽を出し始めた子供たちの変容がたくさん書かれることでしょう。

公開日:2021年07月01日 13:00:00