カテゴリ:各学年の様子
箱根の歴史を学ぶ(6年生)

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 先週、6年生が箱根町教育委員会生涯学習課の学芸員の方々から、箱根の歴史について学ぶ機会がありました。

 まず、6月23日(水)は「歴史ガイドツアー」の授業でした。この授業は年に数回、6年生が箱根の歴史を知るために実施しているもので、箱根町の小学校では必須の地域学習として設定されています。今回は学芸員の髙橋さんが講師を務めてくださいました。
 この日の授業の内容は、旧石器時代の箱根の様子についてでした。「宮城野という地名は、萩がいっぱい生えていることから、萩の名所である仙台の宮城野の地名をまねて付けられた。」「箱根で人が活動し始めたのは、縄文時代よりも古い時代である。」「石器に適した石をとるために、人が箱根まで来ていた。」などの話に子供たちは驚きの声をあげながら、箱根の歴史に関心を高めていきました。二ノ平の北畑遺跡から出た土器を見せていただいたりもしました。
 この「歴史ガイドツアー」は、子供たちだけでなく教師も勉強になる授業です。担任の先生もきっと子供たちの様子を見て、「歴史の学習に入ったら、地域素材を教材化して授業してみたい。」と、思ったことでしょう。地域学習では、まず教える先生が「面白いな。」「子供たちにぜひ知ってほしいな。」と思うことが大切です。地域素材の宝庫である箱根で先生をやっているうちに、特に若い先生たちには地域素材を教材化して単元づくりをすることの楽しさを知ってほしいと思っています。

 次の日24日(木)は学校公開日で「わらじ作り」の体験活動を行いました。この日も生涯学習課の方々が講師として、わらじの作り方を教えてくださいました。6年生はおうちの人と一緒に一生懸命わらじを編んでいました。6年生にとって、歴史に親しむことができた二日間、生涯学習課の皆様には大変お世話になりました。ありがとうございました。6年生は社会科で歴史を学ぶ日を楽しみにしていてください。また、早くクマがいなくなって、わらじ歩きが実現するとよいですね。

公開日:2021年06月25日 10:00:00
更新日:2021年06月28日 12:00:34