カテゴリ:各学年の様子
「ほめ言葉」のシャワー(4年生)

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 毎週末、各学級の学級だよりの起案が回ってきます。職員室や校長室からは見えない学級での様子や学級で取り組んでいることなどが、おたよりを読むとよく分かります。ときどき紹介したいことをホームページで取り上げています。
 その中で4年生のおたよりに目が留まることが多いのです。大きな理由の一つは、4年生の担任の先生は、私が小田原市の学校で教頭をしていたときに、初任者として赴任してこられたというつながりがあるからです。そして今、教師としての成長ぶりを感じています。二つ目の理由は、学級で大事にしていることやその取組の様子が、子供たちの声を通してよく伝わってくるからです。また、学級目標をつくるときの話し合いのさせ方や日々のノート指導など、子供たちによく自分たち自身を見つめる機会を設定しているところもよいところです。

 先週のおたよりに「ほめ言葉のシャワー」の取組の様子を紹介されていました。帰りの会などで、その日の主役の子をみんなでほめる活動のようです。おたよりには、「自分にもよかったことがあって、びっくりした。」「自分のことをみんなが見ていてすごいと思った。」など、自分の良いところを改めて認識したという子供の感想が掲載されていました。
 箱根町の子供たちの課題の一つに「自己肯定感をもっと高めてほしい。」ということがあります。人間関係が固定化する少人数の環境も自己肯定感が育ちにくい要因の一つといえるかもしれません。ですので、各校ではハートフルプログラムなどを通して自己肯定感や人間関係を育てる活動に力を入れていますが、このように日常的に「仲間のよさ」を見つける活動を取り入れていくことで、子供たちは自分に自信をもてるようになると思います。
 ただ、いつかはマンネリとなり、友達の言葉も響かなくなってくるときがあります。そのとき、「ほめ言葉」の内容が大事になってきます。また、視野を広げる意味で、違う取組を考えていくこともあるでしょう。今後の4年生のがんばりや担任の先生の工夫に注目していこうと思います。

公開日:2020年07月20日 15:00:00
更新日:2020年07月21日 09:28:54