カテゴリ:K's Room
マスク生活について

 先日1年生の教室を覗くと、名刺交換をした先生たちの写真を見て名前を覚えたかをみんなで確かめている場面に出くわしました。大画面に映し出された先生(マスクなし)の写真を見て、「教頭先生!」「KB寺先生!」「O津先生!」などと順調に答えていた子供たちが、ある先生のところで「えっ?」となりました。もらった名刺を調べる子供たちでしたが、ついに分からず、担任のK藤先生が「じゃあこの先生を昼休みに見付けに行こう」と、まとめていました。1年生にとっては普段あまり関わりのない先生だから、分からなかったのでしょう。しかし、もしかしたら今のマスク生活も関係しているかもしれません。普段一緒に給食を食べる先生以外は、マスクをした顔しか見ていないからです。
 そういえば、私も体育の授業を見ているときや休み時間に「この子誰だろう?」と、分からなくなることがたまにあります。この学校に来て三年目になりますが、ずっと子供たちのマスクをした顔しか見ていないので、素顔を見て「この子、こんな顔していたんだ」と、思うことがあります。そして、三年目に入ったマスク生活が「これからどれだけ続くのだろうか」「子供たちは大丈夫なのだろうか」と、不安になっていきます。

 先日、足柄下郡の校長会があり、ある中学校の校長先生が、「子供たちが体育の授業でなかなかマスクを外さない」という話をされていました。今、熱中症が懸念されるので、体育の授業等、マスクを外す指導をするように学校は求められています。しかし、ずっと続いたマスク生活の影響で、思春期の子供たちの中には、マスクを外すことが心配だったり、抵抗があったり、恥ずかしかったりする子がいるようです。マスク着用が習慣化したことで、学校現場では難しい面も出てきています。

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公開日:2022年06月15日 13:00:00
更新日:2022年06月28日 11:42:51