【タイトル】
学習発表会の思い出【本文】
昨日、高学年の学習発表会の記事を書きながら、かつて自分が担任した学級の様々な発表を思い出していました。その中で、特に記憶に強く残っているのが、17年ほど前に担任した3年生の子供たちの発表です。 私がその時いた学校では、ステージ発表と教室での発表が同時に進行していて、私の学級は教室で発表しました。総合で学習した地域の様子について、作ったスライドを使いながら劇やプレゼンを行いました。教室での発表のよいところは、ステージと違って長い時間での発表ができることでした。グループごとの発表を十分にでき、保護者もお子さんの時間帯に合わせて教室に参観に来られていました。子供たちも自分たちの発表時以外は、自由に校内を回っていました。 その発表会の何が思い出かというと、その時ちょうど私の学級でインフルエンザが流行していたのです。前日は30人ほどの学級で5人の子供が休んでいました。代役を立てて練習していたのですが、当日何とさらに多くの子供が休んでしまったのです。何とか学級閉鎖にはならず発表もできることにはなったのですが、当日の朝、学校には来たけれど発熱して帰る子なども出て、私はパニックになりました。とりあえず、「うまくできなくていいから、いない人の台詞は堂々と台本を手に持って読めばいいよ」と、新たに子供たちに台詞を割り振りました。 ところが本番、子供たちは何と台本を手に持たずに、何事もなかったかのように発表を終えたのです。子供たちは何度も練習してきた中で、「友達の台詞は見ないで言えるくらい覚えちゃっていた。演技もだいたい真似できるようになっていた」とのことでした。パニックになっていたのは私だけで、3年生の子供たちの方がよほど落ち着いていたのでした。「本番また誰か休むと思って、グループの台本は全部覚えた」、そう言っていたある女の子は、5人グループの発表をたった一人でやり切りました。子供たちに助けられ、「子供ってすごいな」と感じた学習発表会でした。 先週や今週の学級便りを読むと、学習発表会までの裏舞台が詳細に書かれているものがいくつかありました。「当日も大事だが、過程はもっと大事」、担任がそれを意識して指導してきたことがよく分かり、「だから、子供たちはこんなに育ったのか」と、改めて感じることができました。一つ一つの行事が、子供たちにとって大きな節目となっていることは、本当にすばらしいことです。【添付ファイル】
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