【タイトル】

教え子の授業

【本文】

 今学期もあと二週間となりました。先週は先生方が書いた「あゆみ」の所見が、次々に回ってきましたので、それぞれの子供にどんな成長があったのかがよく分かりました。子供たちにとって充実した2学期となり、本当によかったです。  さて、先日、箱根町の観光学習推進プロジェクトで、箱根中学校の総合的な学習の時間の授業(1年生)を参観しました。地域学習の小中連携を図る目的もあり、小学校で学んだ箱根の学習が、中学校でどのように継続・発展しているのかを楽しみに参観しました。当日の授業場面は、それぞれが作成した学習発表会で展示したプレゼンソフトの作品を見合い、良かった点や改善点をコメントするという内容でしたが、改めて小中の学びの接続の難しさを感じて帰ってきました。  ところで、当日の授業者であったH先生は、私が3・4年生で2年間担任した教え子です。今年度、小田原市の中学校から箱根町に異動してこられました。教え子で教員になった人は何人かいますが、教え子の授業を参観するという機会はこれまで一回もありませんでした。授業よりもむしろ、懐かしさがこみあげてきて、当時のことがたくさん思い出されました。この時担任した学年は個性的な子が多く、私は教員生活で「こんなに疲れたことはない」という日々を送っていました。そんな集団の中で、しっかり者で真面目で純粋そのものの子供が一人いました。それが、H君でした。このクラスは、持ち上がった4年生ではそれぞれの個性が集団のパワーとなり、結果的に私にとってとてもやりがいのあるクラスになりました。  あれから、20年。まさか箱根町で再会し授業を見られるとは思っていませんでした。H先生は、協議の後に総合の単元づくりや箱根の観光学習などについて聞きにきてくれました。当時と変わらず、真摯に人の話を聞く姿勢に感心しました。先週、町教委のN村指導主事と観光学習の話をする機会があったのですが、その話の中でH先生の話題も出ました。「あの先生は生徒に優しく親しまれていて、真面目でとてもいい先生ですね。校長先生の教え子だったのですね」と、N村先生は驚かれていました。これから箱根町での経験を積み重ねて、地域学習の接続により力を注いでくれたらありがたいです。


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