【タイトル】
算数で意図的なグループ作り【本文】
昨日の5校時、6年生算数「角柱と円柱の体積の求め方を考えよう」の研究授業があり、県西教育事務所と町教委の指導主事さんからご指導をいただきました。授業者は専科のS木先生です。この日の授業は、階段形をした立体(直方体が組み合わせた立体)の体積を求める内容でした。 複合図形の面積を求める授業など、このような内容の授業では、子供の考えが多種多様に出てきますので、それを交通整理していく教師のまとめ方がポイントとなります。これまでに、子供たちに考えを説明させることに重点を置いたゆえに時間がなくなり、最後に公式をおさえるのに都合のよい考えだけをクローズアップして強引にまとめてしまうような授業などをよく見ました。ですので、今回は子供たちの考え方をいかに効率よく整理し共通理解させ、しかも「底面積×高さ」の公式が活用できることを確認していくかが注目でした。 授業では、「公式が使えそう」と、みんなで解決の見通しを持ってから、グループ活動に入りました。S木先生の工夫は、グループを意図的に編成したことです。レディネステストの結果や習熟度、人間関係などを考慮してグループを作り、互いの考えを補い深めるための話合い活動を仕組みました。グループでの解決を仕組むのであれば、この工夫はとても大事です。子供たちは協力し合いながら、図で説明を加えながら考えをまとめていきました。その後、全体でTVモニターを見ながら、全体で「階段形の立体の体積も、(底面積×高さ)の公式を使って求められる」ということを確認できました。 本校に限らず最近の授業を見ていると、安易にペアやグループの活動を取り入れる場面がとても多く感じます。そして、ともすると「なかなか全体の場で発言できない子供たちが、少人数であれば意見交換できるため」という理由がその一番になっていたりします。また、用意していた発問に対して子供たちの反応が薄かったりすると、「じゃあ近くの人と話し合ってみて」と、沈黙に我慢できなかったり発問のまずさをごまかそうとしたりする授業もよくあります。私もよくやってしまったものです。 しかし、「なぜあえてその場面でペアの活動を取り入れるのか」は、学習展開の中でよくその意味を考えて授業を構成する必要があります。そして、ペアやグループでの活動を日常的に取り入れるのであれば、その活動が効果的に進められるように、やはり学び方を教え鍛えておく必要があります。今日の授業では、授業そのものよりも、事前の分析をもとに意図的にグルーピングをしたということに価値がありました。結果、うまくいかないことも当然多いのですが、見ていて面白い授業でした。【添付ファイル】
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