【タイトル】

芦ノ湖の自然について学ぶ(5年生)

【本文】

 昨日の3・4校時に、5年生が社会科「芦ノ湖の漁業」の授業に芦之湖漁業協同組合の福井組合長様を講師としてお招きし、芦ノ湖に生息するヒメマスやワカサギなどの魚について学びました。  授業前に校長室で20分ほど福井様といろいろなお話をしましたが、その中でワカサギの採卵・ふ化放流作業の話がありました。芦之湖漁業協同組合では、水槽内での自然産卵で受精卵が成長する割合を高める手法を実践していて、その発案者は元組合長の橘川宗彦氏とのことでした。この「水槽内自然産卵法」は、暗くした水槽で捕獲してきたワカサギが自然に産卵するもので、発眼率も9割以上だそうです。それまでは他産地から受精卵を購入するほか、雌から卵を搾り取って人工授精を行っていたので、発案当時は画期的な方法だったとのことです。  橘川さんはもう亡くなられてしまったのですが、私が箱根小学校の教員時代、息子さんを担任していたこともあって大変お世話になった方です。当時は小学校に来られては、子供たちに芦ノ湖の魅力やマスなどの育て方、当時問題となっていた芦ノ湖の透明度を回復させる活動などについて熱く語られていたことを思い出しました。福井様と話していて、脈々と後進の方々に思いがリレーされていることを感じました。  今日の授業では採卵学習ができなかった5年生のために、福井様が冷凍したヒメマスのオスとメスを持参し、実際の採卵方法を手順に沿って実演してくださいました。「受精はたった1~2秒で完了してしまう。だから、作業はスピードとの勝負。」という話を聞いて、子供たちは「命の誕生ってすごい。」と目を丸くしていました。  このような芦ノ湖の学習は、命の神秘さと出会えるよい機会ですので、これからも本校では大事にしていきたいと思います。福井様、お忙しい中、大変ありがとうございました。


【添付ファイル】

芦ノ湖13.jpg

芦ノ湖11.jpg

※携帯電話によって、画像が表示できない場合があります。