【タイトル】
若手を育てる【本文】
7日(水)の2時間目に初任者研修の研究授業があり、3年担任の先生が算数「円と球」で円の半径の性質について考える授業を行いました。はじめて多くの同僚の前で授業をするということで、かなりのプレッシャーがあったことでしょう。 若い先生が増えている中、学校において人材育成は一番の課題となっています。採用試験を合格して赴任した最初の学校がどんな学校であったのか、どんな同僚とのかかわりがあったのかということは、後々とても大事になってきます。 私が担任時代に勤めていたある学校は、2校目の先生がよく異動してきました。その中には「何を初任校で学んできたのだろうか。」と疑問に思う先生が時々いました。反対に、授業の計画や児童指導がきちんとできていて、とても2校目とは思えない先生もいました。もちろんその先生の資質もありますが、初任校でどう過ごしてきたかで差がついたのだと思っています。よって、大学を卒業したばかりの初任者が赴任してきた本校は責任重大です。 今回の授業では、事前に模擬授業を行い、多くの先生がアドバイスをしたり一緒に考えたりしてくれました。本校に限らず箱根町の学校では、自然に先生たちが若い先生にかかわってくれます。これは箱根町、そして本校の自慢できるところです。言われたことはその通りできなくても、いろいろな考え方や手段を、経験を積んだ先輩たちから学ぶことはとても勉強になります。授業中、参観していた何人かの先生に「これはどういう意図?」「こうすればより分かりやすいよね。」と質問したり感想を伝えたりると、「こういうねらいです。」「ここは、アドバイスしたけれど、緊張して忘れちゃっているみたいです。」などという反応が返ってきました。このように、まるで自分の授業であるかのように、ドキドキしながら先生たちが初任者を見守っている様子が印象的でした。 授業では3年生のよいところもたくさん見つけました。特に学習に前向きで最後まで集中力を切らさないところはすばらしかったです。昨年担任していた町教委のN指導主事さんも「子供たちの成長や頑張っている姿に目がしらが熱くなった。」と感想を述べてくださっていました。子供たちも初任の先生も、そして授業づくりにかかわってくれた先生たちも、みんなが頑張って成長できた授業でした。 私はこの授業を見ながら、自分の初任校の頃のことを思い出していました。社会科の授業の相談をすれば、社会科に長けた他校の先生のところに連れていってもらったり、児童指導の相談をすれば何時間でも付き合ってくれたりする、そんな先輩方に恵まれていました。本校にもそういう熱い先生が何人もいます。初任者にとって、箱根の森小で学んだことが教員生活のしっかりした土台となってくれるとよいと思います。【添付ファイル】
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