箱根町立箱根の森小学校

　昨日の５校時に３年体育「つないで！がん『バレー』！」の研究授業があり、子供たちがキャッチバレーボールに取り組みました。３年生は運動会のリレーで、課題意識をしっかりもち自分たちで考え練習する姿が光っていました。それ以外にも様々な単元で、技量を高めていることが分かります。そういうことから、今回のＳ家先生の研究授業はとても楽しみにしていました。

　キャッチバレーボールは、ソフトバレーボールを基に簡易化したゲームで、ボールをキャッチして味方にパスしたり相手コートに返したりすることで、３年生の子供たちでもバレーボールのようなラリーを続ける楽しさを味わえるゲームです。
　今回の学習に限らず、担任のＳ家先生は子供たちが進んで運動に取り組めるような仕掛けをたくさんしています。本単元では図やイラストを使って学習の進め方を理解させたり、自分たちの動きの確認や攻め方を考えるために、タブレットを使用したりしてきました。それらの手立ての成果もあり、子供たちは「作戦タイム」で主体的にチームの作戦を考えるなど、課題の解決に向けて前向きに運動を楽しむことができました。
　また、見ているとチームのムードを大切にしていることも分かりました。円陣を組んでかけ声やポーズをしたり、仲間を励ましたりするなど、みんなが自信をもって動くことができるように互いに関わり合っていたところがよかったです。運動の得意な子が自分のことだけでなく、友達のよいところをたくさん見つけて発表する姿もありました。聞くところによると、１学期に行ったティーボールでは、勝敗にこだわり過ぎてもめ事が多かったそうです。３年生が体だけでなく心も大きく成長していることが何よりもすてきでした。