カテゴリ:各学年の様子
運動会で何をめざすのか(4年生)
運動会まであと一週間となりました。この時期の学校は運動会の練習が多くなりますので、学校日記の記事も必然的にその内容が多くなります。今日は4年生の話題です。今週の月曜日の朝、登校してきた1年生の様子を見ていると、「校長先生、おはようございますっ!」と横から清々しい元気な挨拶がとんできました。4年生の子供たちでした。ちょっと前までは女の子たちが固まっておしゃべりに夢中でドドドッと通り過ぎていったのですが、最近は一人一人が立ち止まって明るく挨拶して通り過ぎていきます。とても気持ちのよい態度です。
4年生の学級だよりを読むと、運動会に向けて「自分たちの役割」を意識して取り組んでいる様子がよく分かります。全校の中では来年度高学年になるという意識で、5・6年生の背中を見て学び、中学年としてはブロックのリーダーとして、表現のダンスなどで3年生を引っ張っていくという意識で頑張っているようです。ダンスでは動きが速い、覚えるのが難しい曲にチャレンジしています。練習の様子から、パワーが漲っているのを感じます。
4年生という学年は「10歳の壁」といわれ、生活・学力・運動などの面において成長の差が出てきたり、先生や大人の評価よりも友達の評価が一番となったり、強い絆で結ばれたグループを作るようになり大人の見えないところで行動したりと、指導の難しい学年です。指導の仕方によっては、子供たちが自己肯定感をぐんぐん伸ばしたり、逆に自尊感情を傷つけてしまったりもしますので、運動会などの行事ではいかにたくましく目標を乗り越えさせていくかが大事になってきます。「仲間と互いに支え合って乗り越えた」という経験も必要です。
学級だよりの中に、「運動会では、できた・できないに視点が向きがちですが、それ以上に子供たちの心の変化や成長を大切にしていきたい」という担任の言葉がありました。4年生にとって、仲間と共に成長を喜び合える運動会になることを願っています。
公開日:2021年10月05日 09:00:00
更新日:2021年10月06日 12:19:53