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大きく育ってね~ヒメマスの稚魚を芦ノ湖に放流

 今日の午前中、芦ノ湖八番桟橋において、1年生と6年生がヒメマスの放流を行いました。昨年度は臨時休校のためこの時期にできませんでしたが、今年度は予定通り行うことができました。天気もとてもよく、子供たちは笑顔いっぱいで放流していました。子供たちからは「ヒメマスの赤ちゃんがかわいかった。」「芦ノ湖で大きく成長してほしい。自分たちもヒメマスに負けないようにしたい。」という感想がありました。

 以前も記事にしましたが、1年生の入学記念として芦ノ湖に魚を放流する行事は、旧箱根小学校で行っていた行事です。当時は年間を通して芦之湖漁業協同組合の方々には大変お世話になり、コイを放流したり、採卵・受精させたブラウントラウトというマスの卵を観察したり、孵化した稚魚を春先まで学校の水槽で育てたりする学習などをやっていました。それらの行事の一部が統合後もこうして受け継がれているのです。
 本校では例年11月頃に5年生がヒメマスの採卵学習を養魚場で行います。しかし、昨年度はコロナの影響でできませんでした。そんなこともあり、帰り際に漁協の福井組合長さんが「今年の5年生の採卵学習に6年生も参加したらどうか。」と声かけをしてくださいました。学校としてはとてもありがたいことで、きっと6年生の子供たちも喜ぶことでしょう。

 体験学習から子供たちが学ぶことはとても多いです。最後に福井組合長さんから「大人になっても故郷の景色やヒメマスというきれいな魚がいたことを覚えていてくれたら嬉しいです。」というお話がありました。秋には採卵学習ができることを願っています。また、このような行事が長く続くとよいと思います。今回ご協力いただきました芦之湖漁業協同組合の皆様には、厚く御礼と感謝を申し上げます。ありがとうございました。

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公開日:2021年05月10日 11:00:00
更新日:2021年05月10日 14:29:43