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若手を育てる~パート4

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 箱根の森小にきてから教職員同士の学び合いの手段として「いいね。」「内容が濃いね。」と思っていることがたくさんあります。そのうちの一つについて紹介します。

 それは年次研修の報告会です。教員は初任研をはじめ5年研など、キャリアを積むごとにステージアップのための研修があります。こうした研修の報告会をきちんと設定しているのです。先月の19日には「ファーストキャリアサポート研修(下郡の1~4年経験者の研修)」を受講した3名の報告会が、25日には初任研の実践報告会がそれぞれありました。

 ファーストキャリアサポート研修の報告では、報告会というよりも振り返りの会となりました。協議の内容は発問についてでした。授業の核となる主発問を工夫することの大切さや子供たちにとって「何を考えればよいのか」が明確な発問をすることの大切さなどについて、それぞれ意見交換をしました。経験を少しずつ積んでいくと、子供たちへの発問の言葉を吟味することの必要性に気付いてきます。3人の先生たちのこれからの授業づくりに期待が高まります。
 初任研の実践報告では、研修の成果と2年目に向けて頑張りたいことの報告がありました。成果としては、「めあての提示と振り返りの工夫」「子供同士分かり合える授業」「一人一人の活躍の場の設定」など、授業や学級経営で初任者なりに工夫できた点がたくさんあったようです。今後の課題としては、「子供同士の学び合いを深い理解にするための指導」「よりよい学級集団づくり」「お便りなどでの情報発信の充実」などがあげられていました。初任の先生についても、2年目の飛躍が期待されます。

 本校も年々教員の平均年齢が下がってきていますが、どの先生も子供と寄り添い、自分自身の課題とも向き合いながら日々確実にステップアップしています。また、こうしたキャリアの浅い先生たちを支える体制づくりをさらに頑張っていこうと思います。

公開日:2021年02月26日 10:00:00