箱根町立箱根の森小学校

　一昨日、神奈川県も緊急事態宣言が解除され、ようやく学校再開に向けての具体的なスケジュールを立てることができました。様々な対応を考えてくださった町教育委員会には感謝申し上げます。
　昨日、マチコミメールにてお知らせした通り、箱根町立小・中学校では段階的に登校日と授業時間を増やしていく予定です。詳しくは5月28日(木)の郵送に文書を入れさせていただきますので、確認をよろしくお願いいたします。


　さて、いよいよ学校が再開するわけですが、再開後の課題は山積みとなっています。まさにそれぞれの学校の力が試される時です。再開にあたって大切にしたいことが主に3点あります。

　まず、新型コロナウイルス感染症の対策です。国や県・町のガイドラインに沿って、教室内の環境づくりや徹底した手洗い等、児童一人一人の生活スタイルの確立をしていかなくてはなりません。学年の人数によっては、広い特別教室で授業を受けるところもあります。臨時休校前とは違った生活スタイルに、子供たちは不便さを感じることがあるかと思います。ご家庭におきましても、改めて石けんでの手洗いは徹底してくださるようお願いいたします。

　次に、学級の集団づくりです。担任と子供たちは、まだ2日しか顔を合わせていません。電話で個別にコミュニケーションはかわしていますが、3か月も時間が空いた集団を再び機能させていくには、かなりの工夫が必要となります。子供たちが再び学校生活に慣れるのにも時間がかかると思います。子供たちの心のケアや学習における個別の指導も含め、担任だけでなく全教職員のチーム力で対応していこうと思います。

　最後に、授業時数の確保と学習指導についてです。感染リスクを伴う行事の中止や縮小、朝学習の時間の工夫や7時間授業の実施などの日課の工夫、臨時休校中の学習課題に対応した単元における時数の削減(児童の理解度による)はもちろんのこと、夏季休業の短縮について早めに決定していかなくてはなりません。これらについては今後、町教育委員会や各校とも協議検討して決定していきますが、保護者の皆様には決定した対応について随時お知らせしますので、その旨ご承知おきください。

　このように今後、学校は数々の試練を乗り越えていかなくてはなりません。ただ、本校の教職員は創造力や計画力、そしてやる気に満ちあふれたメンバーがそろっています。子供たちとはきちんと向かい合い、一歩一歩、新しい日常をつくりあげていくことができると思います。保護者・地域の皆様にもご相談させていただくことがたくさん出てくると思いますので、その時はぜひよろしくお願いいたします。

　それでは、6月4日(木)、子供たちの笑顔に会えることを教職員一同、楽しみにしております。